ご先祖様のお陰。 [love? life?]
ここ数年、法事が多い。
今年の連休中も法事が2度、私の祖父の17回忌と、夫の祖母の3回忌があった。
私の祖父がなくなってもう17年にもなる。
夏の暑い朝、元気だった祖父。
畑に行って来るよ、と出かけたまま昼過ぎには死んで家に戻ってきた。
その日の朝、祖父を見送った祖母と私は、本当にびっくりしたのを通り越して
夜になっても、死んで横たわっている祖父を目の前にしても
何だか信じられず、ぼんやりとしてしまっていたんだった。
されば朝には紅顔ありて 夕べには白骨となれる身なり
という、蓮如上人の「白骨の御文」が実感として迫ってくる出来事だ。
(もちろん、17年前にはまだ幼くてそんな事思いつきもしなかったけど。)
夫の祖母もなくなってもう3年。
医者だった祖母が、病にかかって医者の世話に。
お見舞いに行った彼が「結構元気そうだったよ」と言ってから
3ヶ月経つか経たないうちに亡くなった。
これも運命なのかな・・・容赦のない厳しいものなんだなと思った。
どんな風に、いつ自分の人生が終わるのかその時が来るまでは分からない。
なごりおしくおもえども 娑婆の縁つきて
ちからなくしておわるときに かの土へはまいるべきなり
この世との縁がいつ尽きるのか分からないけど、その時が来るまでは
一生懸命生きよう、と思った私だ。
親戚付き合いというのは、時にはわずらわしいけれど
血で繋がった人たちが一堂に会するというのは、何だか頼もしい感じがするなと思う。
今回もご先祖様のおかげで、普段会えない親戚の人たちで集まることが出来た。
彼とも、私たち二人のこの先のこと、お互いの両親ときょうだいとのことを
いつになく真面目に、色々話し合うきっかけにもなったように思う。
ご先祖様今回もありがとう!
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